「 少女Aの幸福論 」

 

 

 

 

 

  折原藍と申します。

 

  この挨拶も、ライブのMCで言う「同人サークルAncrossiL所属」の挨拶も、もう口にする事が無いのだな。折原藍です。

 

 

 

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  「少女Aの幸福論」ありがとうございました。

 

 

 

  何から話せば良いのかな。何からどう伝えてどう残せば良いのか分からないので、思った事から書き記していこうと思います。

 

 

 

 

 

  衣装。

  巨人枠、ビラビラ族の時は折原藍非公式Tシャツを着ました。あまねとれもんさんには各々のTシャツを着ていただきたかったのですが、2人も折原の非公式Tシャツを着てくださいました。あまねは折原があげたティアラも着けてくれてたね。

 

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  今年の生誕の時にメンバーがくれたジャケットを着たくて、それに合う服をあまねとれもんさんに選んでいただいた衣装でした。ここまで鮮やかで折原っぽい青色のシャツはあんまり見ないから、出会えて良かったな。自分青本当に似合うようになったなって惚れ惚れします(自過剰)

  パンツは長さも丁度良くシルエットが最高に可愛くてお気に入りです。シャツとパンツを2人が選んでくれました。付き合ってくれてありがとう。

  生誕の時にもらったジャケットは折原がずっと「卒業の日はここのブランドの服が着たい」と言っていたところのジャケットなので、念願叶えられて本当に幸せです。んふふ。

 

 

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  あまねから楽屋入り前にネクタイとネックレスを渡されて、「こいつまた金かけてきたな」と思っていたらあまねのライブ中にブローチまで戴きました。麺に貢ぐギャなの?

  あまねがくれるアクセサリーは結構「折原自身がすきだけど似合うか分からなかったり自分より価値が高いと思って自ら手が出せないデザインのもの」なので、「似合うと思う」とプレゼントされると嬉しくなってしまいます。ネックレスもネクタイも細部までデザインが細かくて深い青で可愛いんです。ブローチは普段使いとしてずっと欲しかったのだけれど、誰にも言ってなかったから渡された時びっくりしたよ。折原はゴミでも喜ぶ人間だから何もらっても嬉しいんだよ。ありがとう。

 

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  あ、髪型ウルフヘアーにしました。ずっっっっとやりたかったけどチキってた髪型です。先月末にウルフヘアーyasuのライブ映像見て「やるしかねえ」と勢いだけで美容師になった先輩に連絡しました。ドチャクソ可愛くしてもらえました。後ろ髪をあまねがセットしてくれたのだけれど、折原ライブ中クソ動くからすぐ取れてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

  セトリ☟

  👩‍❤️‍👩 巨人枠

  01.ロキ/みきとP・鏡音リン

  02.過食性:アイドル症候群/GUMI・MAYU

  03.Good Boy Bad Girl/カントリー・ガールズ

  04.再教育/鏡音リン鏡音レン

 

  💃🏻 ビラビラ族

  01.お願い!シンデレラ/THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS

  02.被害妄想携帯女子(笑)/GUMI

 

  折原藍

  00.「少女Aの幸福論」

  01.3331/初音ミク

  02.BEAST/Acid Black Cherry

  03.食事/鏡音リン

  -女子と男子がよく分からなかったMC-

  04.ENAMEL/シド

  05.アブストラクト・ナンセンス/鏡音リン

  06.ピストル/Acid Black Cherry

  07.Black Cherry/Acid Black Cherry

  08.君の神様になりたい。/初音ミク

  -折原藍とはというMC-

  09.ショットガン・ラヴァーズ/初音ミク

  10.ヴァンパイア/Janne Da Arc

  11.エストエム/Acid Black Cherry

  12.少女Yの水葬

 

 

 

  全18曲を歌わせていただきました。

  多いね。長いね。何が1番心配だったかって、"折原の喉が保つのか"と"歌詞を大きく飛ばしたり間違えたりしないか"が心配でした。

  折原は喉が保つ方じゃないし最近歌詞も飛ばしてばかりだったので、これだけの曲数を歌って最後まで保つか、そこが1番心配でした。

 

  でもこの日は嘘みたいに歌詞が飛んでいかなかったし、声もいつまででもどこまでても出ていくようで。

  心より気持ちより早く、体は折原が卒業する覚悟が出来てたみたいで。

 

 

 

 

 

  最後の巨人枠でした。

  どのような理由ときっかけで「巨人でステージに立とう」となったのかもう覚えてないけれど、巨人枠として歌えて、巨人枠としても愛されて、とても楽しく嬉しかったです。最初で最後の曲が再教育で良かったと強く思います。

 

  5月定期のれもんさん生誕ぶりにビラビラ族も出来て良かったな。今回はおねシンを2人でやろうという話からやる流れになりました。イントロを裏でれもんさんが歌って、「次はれもんかー」と思っていたら「イエーーー!!!」で折原も居るみたいな。

 

  1曲ずつ色々書こうと思って文字を打っていたのですがやめました。今まで多くを語ってきてしまったので最後くらいは黙っておきます。君達のすきに感じて思って残しておいて下さい。

 

 

 

  折原は曲と曲との繋ぎや曲での空気の変わりや雰囲気を第一に大切に考えて曲順とセトリを決めていて、今回のセトリには折原のその思いを沢山詰め込んだので、君達の中に何かが産まれていたら嬉しいです。折原の想いを語った後に「この曲から始まった!」でショットガンを歌う流れは懐かしくて泣いちゃうでしょ。この流れでショットガンを歌うしかないと思った。一緒に考えてくれたゆまありがとう。

  あんまりね、泣くつもり無かったんだけど。無かったんですけど、序盤の3331で泣いて、練習する度に泣いてた君の神様になりたい。であまり涙が出てこなかったのは不思議でした。君の神様になりたい。は気持ちばかり募ってしまってあまり上手く歌えなかったのだけれど、きっとそれがあの時の折原藍自身の姿だと思います。

  開幕、水葬のイントロが流れた時はびっくりした?かっこよかったでしょ。最後にあの演出がどうしてもやりたかった。あの時ね、裏でメンバー全員が折原の背中ずっと叩いてくれてたんです。あれがあったから60分間限界を突破したパフォーマンスが出来たのかな。

 

 

 

  「少女Yの水葬」は、6/1に幕を切ってから毎ライブ歌いました。折原はこの曲がとても本当にすきで大切です。CDに入ってるレコ音源はどう聴いても下手だから録り直したいけれど(笑)

  この物語に関しては、11月末予約者特典の冊子「少女Aの手記」に遺しておきました。きっと君達が思っていた水葬の物語や結末と違った事が書いてあったかと思います。どうだったかな。

 

  元々ある程度の構想はあった上で曲をお願いしていたので、完成して届いたものが折原の理想以上の「少女Yの水葬」であってびっくりしました。これは要所でよく言っていた気がする。

  なのでこの曲じゃなければここまで「少女Yの水葬」を掘り下げる事は出来なかったと思います。本音を言うと、水葬はもっと歌いたかった。

  作って下さった雷条様、本当にありがとうございました。

 

 

  「少女Aの手記」については文字数の鬼だしページ数多いしで読むの大変だと思いますまじでごめん。本気でごめん。許して。

  頑張って作ったのでよかったら感想下さい👺

 

 

 

 

 

  いただきもの。

 

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  個人的に卒業で1番面白かったのは、あれだけ話題になってたトーマスのチューイングキャンディーのトの字も無かった事です。

  「どうしても金を出したい人は1人1つまで」という話だったからこれで正解なのですが、思ったより話が広がっていて「アホみたいにチューイングキャンディー戴いたらどうしよう」と要らぬ心配をしていたのでちょっと面白かったです(笑)

  でも、折原がすきって言ってたチョコケーキとボノボンが沢山入ったお菓子詰め合わせをひなたとはづきから戴きました。ありがとう🎈

 

 

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  花は機会ある毎に戴いてきたけれど、そもそも折原藍として生きていなければ大きな素敵な花束を高頻度で貰うことも無かったのだなあと。

  折原藍になる前はカーネーションとか椿とかの花が1番すきだったんですけど、君達の所為で青薔薇が世界で1番すきな花になってしまったし世界で1番似合う人間になってしまいました。

  青薔薇って高いんでしょ!こんな何本もくれちゃって!私の部屋君達がくれた青薔薇でいっぱいだし置く場所もアレンジする方法ももう無いよ!いい案あったら教えて下さい!そして1枚目の花束に入ってる花の名前分かる人居たら教えて下さい!!

 

  2枚目の青薔薇のみの花束は「お風呂に浮かべて入って下さい」とかおリッチな事を言われてしまったのでそうします。

 

  あんくろめんからは卒業証書とメンバー1人1人からの手紙を戴きました。

  メンバーからの手紙が読んでいて1番苦しかったです。色んな苦楽を共にしてきたからこそ分かる事もあったし、特にひよりとゆいりは長い年月一緒に居たから伝わる感情が多くて、私が至らぬばかりに2人には迷惑や嫌な思いをさせてきてばかりだったなと思いました。それでもこうして最後を見送ってくれて、「折原」と名を呼んでくれて、卒業であんなに泣いてくれて、言葉をくれたのは、もう何なんだろうね。2人がアホみたいに優しいからなのかな。高校の時からずっとそうだもんね。私が何かしても「折原ほんとそういうとこ!」と言いつつ私を見放す事は無かったね。

  出会って約5年、ずっと2人に甘えてばかりだったので、「天音ゆいり」と「東雲ひより」から少し離れて、折原は1人で生きていけるように頑張ってみます。折原がもう少し大人になれて、その時も折原の名前を呼んでくれるなら、3人でオネエバーに行きましょう。

 

  私をずっとこの世界に誘ってくれたのも2人でしたね。あまねが天音になって、ひよりがひよりになって、当時少し寂しい気持ちが無かったと言ったらきっと嘘になります。なら「ライブに行って応援する側になろう」と"苺女子TO"を目指す事を決めた私は何故か折原藍になりました。

  あまねはなんか色々言ってた(どう言ったら良いのか分からないので省略)ね、確かに辛い事多かったし「この世界において折原は需要と供給が成り立ってないんだろうな」と思ってたし「界隈が違ったら」と思った事は多かったけど、折原藍になった事を後悔した事は1度も無いよ(分からん言った事あるかもしれん)(あったらごめん)(でも割と無い)

  折原藍になって気付けた事も得たものも失ったものも普通に生きていたら手に入らなかったものだし、折原藍になれたから繋がった縁もある。あまねが足を突っ込まなかったら私はやりたい事が分からないまま普通に働いてたと思う。

  だからなんだろう、私は折原藍になれて良かったと思うし、あまねは自分を責めすぎる節があるので(他人の事言えねえよって言われるやつかな)(言われんやつやな)(よし)そこは責めないで欲しいし「お前らがすきな折原をこの世界に連れて来たのワイやで」とドヤ顔していておくれ。

 

 

  チェキファイルを戴きました。

  いつぞやのキャスで「卒業する子に客のチェキ集めて渡した」というコメントに対して「すてき!羨ましい!」とぽろっと零してしまったからなのかは分かりませんが、折原をすきでいてくれていた人が映ったチェキがファイルいっぱいに入っていて、「沢山の方に愛されたな」と改めて実感します。

  やはり会わなくなってしまうと、どれだけ覚えていようと思っても顔や声って忘れてしまうものなんです。これだけ折原を愛してくれた君達を忘れたくはなくて、形にしたかったので、チェキはとても嬉しいです。残しておきたかったから「Black Cherry」の間奏でステージ上からの君達を録画しました。

 

  折原と仲良くして下さった演者さんやコンカフェキャストの方々のチェキも沢山入っていて、よくこれだけ集めてくれたものだなと純粋に凄いと思うし嬉しいです。背景で大体いつどこのライブっていうのも分かるので、「これはあのお客さんが撮ってきてくれたのかな」「このイベントで?」と1人で考えて見ているよ。

  協力してくれたアイドル様、シンガー様、パフォーマー様、コンカフェキャスト様、本当にありがとうございました。

 

  初期折原といえばやはりケープという事で(笑)、ケープもありがとうね。折原の部屋にはケープの祭壇があります。あと数年はケープに困りません。

 

  手紙は合計23通戴きました。

  「普段手紙なんて書かないんだぞ」と言う人からも、数回しか会えていなかった人からも戴きました。

 

  手紙って、想い人に会いに行く時の身支度みたいじゃないですか。

  「便箋どうしようかな、あの人この柄すきだもんな、こっちも可愛いな」

  「ペンの色何色が良いだろう、読みやすい色にしようかな、あの人この色似合うからこの色で書こうかな」

  「何を書こう、何を伝えよう、どの言葉で伝えよう」

  全て渡す相手の事を考えて時間をかけて気持ちを込めて一通の手紙が出来上がるので、書いてくれた人らしさも出るし、活字より感情がダイレクトに伝わってきます。君達と直接会っていないのに、君達の口から話を聞いている気持ちになります。だから折原は手紙がすきです。

  メモ書きでも走り書きでも思った事を書いたものでも何でも良いんです。君達の言葉なら、君達の思考なら。折原は何でも嬉しいんです。という訳で今から手紙を読んで来ます(12/22夕方現在)(れもんさんに家まで送ってもらった後片付けしてた)

 

 

 

  読んで来ました(伝わらない時間の経過)

  1通読む度に涙が止まらなくて凄く時間がかかってしまったけれど、1文字ずつ大切に読みました。君達はとてもすてきな言葉をくれるね。

  暫く君達からもらった手紙に囲まれて寝たいと思います。何かある度に支えにします。本当にありがとう。

 

 

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  ケーキ天才的に美味かった。

 

 

 

 

 

 

 

  メンバーのセトリや衣装も折原を意識してくれたものばかりでした。

  「折原がすきだと言った曲」「折原に歌いたい曲」を希望したのですが、意識してくれた曲ばかりで嬉しかったな。ひよりとはづきはAncrossiLとして出演するライブがきっと最後だったので、すきな曲すきな衣装で出演して欲しかったのだけれど、折原に合わせてくれたね。ありがとうね。

  最後に全員が折原の非公式Tシャツを着てくれていて嬉しかったです。非公式が公式みたいだね(笑)最後までTシャツ出さなくて申し訳ない。

 

  折原はAncrossiLに何を残せたか分からないし、メンバーに何が出来たかも分からないし、迷惑ばかりかけてしまったと思っているけれど、送辞の時に全員が泣きながら言葉にならない想いを伝えようとしてくれていて、「AncrossiLというサークルの1人になれて良かった」と強く思いました。本当だよ。ミーティングで集まる事が無くなると思うと、グループラインを抜けなきゃいけない事を思うと、ツイッターのプロフィールに「AncrossiL所属」と表記出来なくなると思うと、やっぱり少し寂しいな。まだ全然実感無いけどね(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

  最後に、卒業理由。

  これは皆が「知りたい」と言うので言わないつもりだったのだけれど、変にもやもやさせたり期待させたり、無責任な事になってしまうのなら、

  あと約3年一緒に居た人達に言わずにさよならってやっぱり少し寂しいなって、折原が其方側だったらそう思うので、記しておこうかなと思います。

 

  卒業を決めた理由は沢山あって、その数ある理由のひとつずつは僅かな割合なのだけれど、それが重なって重なって100を越したので卒業を決断しました。

  1番大きな理由は皆も薄々わかってると思うけれど、折原の精神的な部分です。

 

 

 

 

 

 

  折原には「双極性障害Ⅱ型」という病気が纏わりついています。  元々その気はあって、目に見える形になってしまっただけらしいのでそんな大事ではないです(当人もあまりよく分かっていない)。

 

 

  症状が出始めて日常生活が困難になって、病院へ行き病名が告げられ投薬治療が始まってから、それまで普通に生活出来ていた事が嘘だったかのようにガラッと変わってしまいました。

  歯を磨くとか、お風呂に入るとか、普通の事が出来なくなっていく中で、この活動も少しずつ思うようにいかなくなっていきました。自分の中でなんとか出来る内だったらまだ大丈夫だったし続けようと思っていたのだけれど、去年の冬頃からライブ前後に過呼吸を頻繁に起こすようになってしまって。

  その度にメンバーが折原を見つけて介抱してくれました。凄くありがたかったし助かったし嬉しかったしメンバーの優しさと暖かさに胸がいっぱいになったけれど、回数が増えていく内に、折原が負担になっているんじゃないかと、迷惑になっているんじゃないかと、そういう思いも増えていきました。

 

  折原を介抱する時間でもっと色んなことも出来るのに、折原がこうなってしまうせいで。

  きっとあんくろめんはアホみたいに優しい人しか居なのでそう思ってはいなかっただろうけれど、折原が1人でそう思って自分を責めてよく分からなくなって、きっともう負の連鎖になっていました。

  だからこそ折原は折原の中で出来る事を精一杯やろうと思っていたのだけれど、既に状況がどうしようもなく平行線な事に気付きました。

  自分の病気をまずどうにかしないと発作も治らないし何にもならない。補おうとしても他にまた穴が出来てしまったら意味がない。サークルの負担になっていないか。メンバーの負担になっていないか。自分1人で勝手に色々考えて、「1度自分の事に専念して治療した方が良いのかな」と、結論が出ました。

 

 

  あとはそうだな、病気に振り回されてライブ活動がままならなくなってしまったり、ステージパフォーマンスにも影響が出始めてしまったから。

  折原藍は君達を救いたいのに、折原がボロボロじゃ強いことは何も言えない。不安定な人に誰が救われたと思うのだろう。

  物事を覚えられる事も少なくなって、どれだけ練習しても歌詞を飛ばしてしまうことが増えたし、物販でついさっき話した事も忘れてしまう。会話もたまに上手く出来なくて君達に気を使わせてしまう。それが嫌だった。

 

 

 

  活動休止という形を取っても良かったのですが、治療が終わるのがいつになるのか見当がつかずいつ戻って来られるか分からない無責任な時間の中、君達に「待ってて」と言いたくなかったというのが1番大きいです。

  あと活動休止という形を取っても結局折原は折原藍のことを考えてしまうしAncrossiLのことを考えてしまうので、思考からすっぱり全てから離れなきゃいけないと思ったし、担当医にもそう言われたから。自分勝手な決断でごめんね。

 

 

  明確な理由としては上記だと思います。

  本当に自分勝手というか、折原がもう少しどうにかする事が出来たりする事が上手だったらこうならなかったのかもしれない。申し訳ないなと思っています。ごめんね。

  「どうして卒業するんですか?」と訊かれる度どう答えたら良いのか分からなくて少し胸が苦しかったです。「卒業おめでとう」と言われる度、「明るい理由でなくてごめんね」と思いました。もう何言ってるか分からなくなってきたし長くない?(今更)

 

  でも折原はこうなったからこそもっと君達の心に寄り添える事が出来るようになったかなって思ってました。自分の中に無いものは結局理解出来ないから。悪い事ばかりでも無かったのかなって。

  あと、精神的な病気は誰でもなってしまうものであると思うので、君達も身近に捉えてみてくれたら嬉しいです。他人事と思わずね。

  例えば自分じゃなくとも家族や愛する人が突然何も出来なくなってしまうかもしれないから。もしそういう状況になって、どうしたら良いか分からなくなってしまった時は、折原を頼ってくれたら嬉しい。折原も自分が経験した事しか言えないけれど、そういう面でも君達の力になれたら良いなと思っているよ(最早卒業が関係ない話になってきている)(すまない)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  最後の最後に、折原がずっと見たかった景色が見れました。青に染まったフロアと、折原を見てくれる沢山の目と、笑顔と、時に泣き顔と、ぐちゃぐちゃになってる髪と。

  「青か黒のドレスコード」で、折原の為に服を合わせてくれたり選んでくれたり、君達はとても可愛いね。すきだなあ。

 

 

  下手でも不格好でもよく分からなくても不慣れでも、折原の声に応えてくれた事が嬉しかったんです。折原の声に応えようと思ってくれた事が嬉しかったんです。私はあの景色をずっと見ていたかった。君達が居たあのフロアをずっと見ていたかった。君達といつまででもああしていたかった。長いと思っていた60分間はびっくりするほどあっという間で、でも夢のようで、本当に夢みたいで、ふわふわして、飛んでいるみたいで、居心地が良くて、楽しくて、「ずっとこうしていられるのなら夢で良いのに」と体力の限界も喉の限界も何も感じないあのステージ上でずっと思ってた。不思議な事にいつも死ぬほどある緊張も全然してなくて、本当に朝起きた時から気持ちが凪いでいて。でもきっとそれは君達がくれた「楽しみにしてる」「見送るね!」の折原への言葉と、君達がくれた折原の自信からだったのかな。

 

  これを打ちながら「21日の今頃は」と思っては息が詰まって涙が出ます。折原もう自分の感情で泣く事が出来ないと思っていたのに、馬鹿みたいに泣けてきます。

  「君の神様になりたい。」の後に語った折原藍については、伝わったでしょうか。言いたい事はまとめておいたのに全然言葉にならなくて、折原はやっぱり語る事より綴る事の方がすきです。何気無しに発した言葉は抉るものでも刺すものでも刃物になってしまうので、訂正できる文字の方が沢山考えられてすきです。だからもし、あの時折原が発した言葉が刃物になっている人が居たらごめんなさい。

  上手くまとめられなかったけれど、折原は君達の救いになりたくて折原藍を続けていたよ。21歳の人間の余計なお世話かもしれない。まだ若くて視野が狭い人間の戯言かもしれない。エゴかもしれない。それでも折原は君達の救いになりたかったし日々頑張る君達を掬い上げたかった。君達が折原を見つけてくれた様に、折原も君達を見つけて、君達の喜怒哀楽を一緒に感じたかった。何が正しいかとかあまり分からないけれど、折原藍は君を救いたかった。

 

 

 

  折原は少し休んで、少しずつ自分のやりたい事を見つけて、少しずつ前向きに生きます。

  送辞でもMCでも"死"というワードがクソほど出ましたが、折原は生きるから安心してね(笑)ごめんね。

 

 

 

  「折原藍を黒歴史にしないで欲しい」と手紙に書いてあったけれど。確かにこの活動を黒歴史として語っている人を見るけれど、これだけ愛された折原藍を私は手放せないし"折原藍"という名前に執着も愛着もあるので、黒歴史になんかなりません。支えとして生きていきます。だからこれも安心してね(笑)

 

 

 

 

 

 

 

  折原藍を見つけてくれてありがとう。

  折原藍を受け入れてくれてありがとう。

  折原藍を愛してくれてありがとう。

  折原藍に笑顔をくれてありがとう。

  折原藍に言葉をくれてありがとう。

  折原の名前を沢山呼んでくれてありがとう。

 

 

 

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  君達が少女Aの幸福論です。

  どうか私を愛してくれた君達に、沢山の幸福が訪れますように。

 

 

 

 

 

 

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  またね。

 

 

 

  2018.12.21 AncrossiLの絶対的青   折原藍