▽ 少女Yの水葬

 

 

嫉妬、劣等、絶望。少女は潜考する

寄せては引かない 名も無い海へと

午前二時の闇 劈く静寂

深海の青へ 溺れ落ちてく

 


嗚呼 ゆらり揺れる息続かない海で

闇に呑まれる私を刺す夜光が 王子様(あなた)ならば

 


自傷に塗れた手を取って 自虐に染まった瞳を引いて

救いが無いのなら掬い上げてみせて

この想いの代償が そう 刃を踏む痛みだとしても

それすらも愛しましょう ほら海が呼んでる

 


独占、欲望、愛憎。少女は耽溺する

幻影の青へ 溺れ堕ちてく

 


さあ 本能と理性が交わり合う午前四時

晨光が偽りの私を裁き出す

 


甘美な視線で暴いて 毒牙の笑顔で騙して

救いがあるのなら王子様の手で堕として

この想いの代償が そう 王子様を呼ぶ声だとしても

王子様に愛を乞うわ 泡になってしまう前に

 


手を引いて 抱き寄せて 口吸いをして

「 足りない、もっと 」

背を撫ぜて 身を喰んで 苦しいくらい

「 あなたに、溺れていく 」

 


言葉の首輪で繋いで 吐息の手錠で縛って

救いが無いのなら掬い上げてあげる

この想いの代償がもう 私のすべてと云うなら

藍色の深海へ 溺れ堕ちてしまうから

泡になる その前に わたしのなまえを よんで

 

言の葉 折原藍

作曲     雷条

▼ 藍色に溺れる

 

 

 

  2018年折原藍生誕祭「藍色に溺れる」ありがとうございました。 昨年の生誕から1年が経ってしまったという自覚が更々出来ず、21歳になったという自覚も全然出来ないままなのですが、21歳になりました。沢山のお祝いの言葉、ありがとうございます。こんなに戴けて折原は幸せで御座います。

 

  昨年秋頃にツイートした通り、折原は心の病気を患っていて、自分自身も周りの環境もこの1年で大きく変わった様に感じます。そんな中での生誕祭だったので、感情がついてくるか、最後までちゃんとやり遂げられるのか等心配で不安な事が沢山ありました。

  この活動に対しても上手くいかない事が増えて来ていたので、何をどうしたら君達に楽しんで貰えるのか、折原自身満足のいくものが出来るのか、実は苦悩しました。ほほ。

 

  妥協してしまった点も多々有り自分の納得のいってない事も有るのですが、これがきっと今の折原に出来る精一杯の恩返しであり、気持ちであり、表現です。どうか、楽しんで頂けたのなら、何かを感じて下さったのなら幸いです。

 

  「1年に1回好き勝手出来る日」が折原にとってのこの日です。なのでドレスコードを決めたりタイテを出さなかったりメンバーに曲のリクエストをしたり、我儘を沢山言いました。当日、良い感じにフロアが葬式感出てて良かったです。 タイテ非公開のイベントの方がわくわくするので折原はすきだったりします。わくわくしましたか?楽しんで頂けましたか?段々と酸素が薄くなっていくフロアは、生きている心地がして悪くありませんでした。

 

  巨人枠、巨人枠+みゆうさんをしたり、私がすきだと言った曲をメンバーが積極的にしてくれたり、折原自身も凄く楽しい日でした。大きな花束、ケーキ、ロゴ(笑)Tシャツ、全部全部本当に嬉しかったです。

  メッセージカードを書いて下さった方々、シンガー、アイドル、コンカフェキャストの皆様、本当にありがとうございます。いつも良くして下さる方々の名前が連なっていて、笑みが溢れました。これからも仲良くして下さい。

 

  再販リクエストが多かったリストバンドも出せ、再び君達の手首を拘束出来て嬉しいです。     

 

 

 

 

  念願の折原藍の曲も出せました。イントロにタイトルコールが出来る空白が欲しいとか、最後に名前を呼んで貰いたいとか、折原の要望を沢山取り入れて頂き、且つクソかっこいい曲を作って頂きました。とても大切な曲です。

 

  元スタッフのゆまに音源を聴いてもらった時、「デビューから今の折原藍って感じがする」と言われたのですが、自分でもそう思います。1回目の仮音源が届いた時、興奮しながら母に聴かせにいきました。その位衝撃というか、感動したんです。本当に「折原藍の曲だ」という感じがします。

  作詞は難産でしたが、折原藍らしい1曲になったのではないかなと思っております。手に取って下さった皆様、聴いて下さった皆様、ありがとうございます。

 

  当日バタバタしたくなかったので準備を早目早目にしていたのですが、案の定バタバタして(笑) いつの間にか始まって、いつの間にか終わっていた感覚です。待ち続けていた1日、約2時間は、本当に一瞬で終わってしまいました。本当に折原藍生誕祭終わった?大丈夫🙄?

 

  昨年も「夢のような時間だな」と感じたのですが、今年は更に「夢のような時間だったな」と思っています。アドレナリンドバドバ出すぎてあんまり覚えてない。

 

 

 

  本当に一瞬でした。夢のような1日でした。でも君達が私にくれた声や熱や想いは本物でかけがえないもので。サイリウム要らないっていうのは折原の要望だったんですけど、やっぱり無くて正解だなと思いました。無い方が君達の顔がよく見えます。折原は他人の笑顔がすきなんですけど、君達の屈託無い笑顔が頭から離れません。本当にありがとうございました。         

 

  堅苦しく書いたけど、私は本当に君達がすきです。愛おしいです。折原を生かしてくれてありがとう。どんなに投げ出してしまいそうになっても呼吸困難になっても、ここに居たから今折原は21歳を迎えています。

 

 

 

 

 

  折原藍は2018年内を待ってAncrossiLを卒業します。予定としては11月か12月の定期なのですが、個人的には12月の定期が良いです(わがまま)

 

  えっこれ卒業に思い至った理由も書いた方が良いの?どうなの?卒業しても活動を辞めるつもりは今の所無いので、その辺不確定で申し訳無いのですが、取り敢えず年内で「AncrossiLの折原藍」では無くなります、とだけ。

 

  「此処が折原の生きていける場所なのにやめてどうすんの?」とは自分でも思ってます。大丈夫です。皆が折原の為に準備してくれた生誕での発表となってしまいすみません。あと半年あるので沢山会いに来て下さい。

 

 

  長くなりましたが、2018年折原藍生誕祭「藍色に溺れる」ご来場の皆様、関係者様、あんくろめん、来てくれた友達、折原を愛してくれる皆様。ありがとうございました。    私もお前らの事を愛しています。

 

 

f:id:o_____ai00:20180813190735j:image

 

 

20180813/加筆修正